アトピー性皮膚炎はオロナインよりも自然の成分で治しましょう
「オロナイン」とは大塚製薬が販売している塗り薬です。正式には「オロナインH軟膏」といいます。歴史が古く、家庭内の常備薬として有名です。このオロナインがアトピー性皮膚炎に効果的といわれることがあるようですが、オロナインでアトピーが治ることはありません。
オロナインは「クロルヘキシジングルコン酸塩液」が有効成分です。これは殺菌力のある成分です。一言でいうと、オロナインは、強い消毒薬ということです。オロナインには他に、ワセリンやグリセリン、オリーブ油などの添加物が入っています。これらは保湿成分として有名なものです。
アトピー性皮膚炎は黄色ブドウ球菌などの雑菌が多く繁殖して悪化するといわれています。更に、乾燥が大敵のために、オロナインに含まれているような保湿成分はアトピーによいとされています。このせいで、アトピー性皮膚炎にオロナインが効果的だと広まったのかもしれません。
しかし、オロナインの注意書きにもある通り、オロナインの効果のある症状は、かるいやけどやあかぎれ、にきび、ジュクジュクしていない水虫などです。ただれた湿疹には使用してはいけない、とも記してあります。このように、オロナインはかるい傷には効果を発揮しますが、炎症を起こしているような皮膚には使ってはいけないのです。
アトピー性皮膚炎で掻いてしまってひっかき傷になったような部分に少し塗ることはオロナインの効能に一致しますが、オロナインには殺菌力があるからといって、広くただれた部分や、かゆくてどうしようもない部分にオロナインを多量に塗ると、刺激が強すぎるので避けた方がよいでしょう。
アトピー性皮膚炎はただの皮膚の外傷ではなく、身体の内側の機能がうまく働かないことによる疾患です。オロナインは皮膚の強い消毒薬です。アトピー性皮膚炎の根本的な解決には全くならないばかりか、アトピーのためにオロナインを乱用すると悪化します。アトピー性皮膚炎の対策のためには、皮膚の保湿や殺菌は、オロナインではなく自然の成分で行った方がよいでしょう。薬ではない自然成分の保湿剤、殺菌作用のある食べ物や水など多く研究されています。薬に頼らず自然の力でアトピーが治ったら素晴らしいですよね。
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