こんな硬い皮膚にもアトピー症状!?足裏アトピーの症状と治療法
アトピー性皮膚炎は、体の中でも特に柔らかくて刺激に弱い部分に症状が現れがち。ですがなんと意外なことに、足の裏のような硬い皮膚に覆われた部分にも発症することがあるのです。
体の他の箇所で出てくるアトピーと同様、痒みの症状が現れますが、足の裏のアトピーは他に水泡が出来ることがあります。この水泡が割れて乾燥するとあかぎれの原因になり、さらに痛みや痒みに悩まされます。こうした症状が慢性的になってくると、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)と診断されることもあります。無菌性の膿疱を反復する、慢性難治症と言われる症状です。
原因は一般的なアトピーと同じです。皮膚を形成する細胞と細胞の間に、十分なコラーゲンやヒアルロン酸、セラミド等の成分が行き渡っていないと、細胞の間がスカスカ状態になっていき、乾燥の原因となって、外からの刺激物から肌を守れなくなってしまうのです。ですので、乾燥肌やアトピー肌の原因は皮脂や水分の不足と考えたほうがよいでしょう。
まず第一に皮膚の保湿が肝心です。市販の保湿クリームや保湿剤等を利用して、入浴後はお肌のしっとり感を取り戻しましょう。小さなお子さんがアトピーに悩んでいるようでしたら、小児科で処方してくれる保湿クリームを使いましょう。お風呂に入る際に、湯船に保湿成分が配合された入浴剤を使用するのもいいでしょう。オートミールなどの保湿成分を含んだ食品を木綿の袋に入れて、入浴剤にしてお風呂に浮かべてみるのもおすすめです。
もし、クリームや入浴剤等がお肌に合わない際は、お医者さんに必ず相談して下さい。また、肌を守ってくれる成分であるコラーゲンやセラミドが配合されたサプリメントや健康食品を意識的に摂っていくことも大事です。具体的には鶏肉の皮や豚足、うなぎやナマコなどにコラーゲンが、こんにゃくやしらたき、黒豆や黒ゴマなどにセラミドが多く含まれています。またコラーゲン食品は摂取する際に、ビタミンCを同時に摂ると効果が上がります。
ほとんどの足裏アトピーですと、保湿で十分対処できるのですが、上記の掌蹠膿疱症と診断されますと、治療になかなか効果が現れない場合があります。その際は、皮膚科のお医者さんに相談しましょう。ステロイドなどの刺激の強いお薬を勧めてくる先生もいますが、そうした療法が好きでなければ他の療法を探してもらいましょう。掌蹠膿疱症の症状と治療は、人それぞれで効果が違います。
漢方薬やかゆみ止めを処方してもらったり、なかには針治療で自己治癒力を高めたりして治ったというケースもあるのです。とはいえ、どんな治療法を選んでも場合によっては長い時間と根気を必要とすることがあります。ですので、こうした皮膚病の治療には信頼できるお医者さんや療法士さんを見つけることが、何よりの治癒へのヒントです。


